
栃木県北部を中心に活動している健康運動指導士の佐藤崇子です。
地域の皆さんが毎日を笑顔でよりよく生きるため日常生活動作に着目した、いくつになっても楽で快適に動ける身体づくりをお伝えしています。
久々の投稿です...
2025年9月15日(祝・月)で19回目のしおさんぽを開催しました。
コロナ禍の2021年からウォーキング会をスタートしました。
その名も「しおさんぽ」さとう(砂糖)の反対はしお(塩)ということで、
あだ名が「しお」と呼ばれています。
そのため、「しおさんぽ」と名付けました。
コロナ禍の運動不足解消、仲間との交流の場になればと思いついたのが、ウォーキング会です。
最初は、ウォーキング教室としてのプログラムを考えウォーミングアップ、ストレッチング、靴の履き方、ウォーキングフォーム、スピードなど参加者に役立つ内容を盛り込んで実践していました。
ですが、いまはゆっくりペースのまさにさんぽの会を開催しています。
さんぽペースが五感を刺激
2024年11月からNPO法人いきいきのびのび健康づくり協会主催のオンラインセミナー「生理学倶楽部」を受講しています。
その講座の中で、講師である帝京大学の佐藤真治先生から青空の下を歩くこと、五感を刺激して歩くことが身体や心にとってどれほど素晴らしいかという興味深いお話を伺いました。
低負荷で歩くゆっくりペースの散歩が、五感を拡張する(研ぎ澄まされる)というのです。
外受容感覚(五感)を広く開くことでたくさんの情報が脳へ運ばれ、いつも自分の内部モデルの情報で敷き詰められていた脳が、
・今に集中して
・五感を刺激し、解放
することで、今のありありとした自分を感じ、認識しやすくなるのだとか。
それが「ウェルビーイング」(身体的・精神的・社会的に良好な状態にあること)に繋がる
つまり幸福度の向上も期待できる!
佐藤先生のセミナー受講後は、ゆっくりペースのさんぽを実践。
ゆっくりペースでは、心肺機能向上やシェイプアップといった効果はそれほど期待できませんが、
仲間とありありとした今を共有して歩く「さんぽ」の素晴らしい効果を味わっています。
今回は7名のお申込を頂いていましたが、
体調不良や当日の天候によりキャンセルされる方もあって2名のご参加となりました。
歩き始めてすぐに大きなキノコを発見
「小さなテーブルのオブジェかと思った」
「かわいいねぇ。食べられるのかな?」
「食べられるならもうすでに残ってないよ」
次に青い蝶々を発見。
写真に撮って名前を検索すると
【ヤエヤマカラスアゲハ】【ミヤマカラスアゲハ】という名前が出てくる
「きれいだね」
「ゆっくり歩かなければ見逃してたね」
といつもは気に留めていなかった植物や昆虫に意識が向いて
思い思いの感想を述べてわいわい。
自然に触れて
五感を刺激して
心が動く
ことが大切なのではと感じています。
心地よい疲労感とともに胸の奥がふんわりする時間となりました。
・川のせせらぎや鳥のさえずりに耳を澄まし
・頬に触れる風を感じ
・様々な草花を愛でて季節を感じる
みなさんも「さんぽ」しませんか?