
栃木県那須塩原市を中心に、いくつになっても「楽で快適に動ける身体づくり」をお伝えしている健康運動指導士、佐藤崇子です。

私はレッスンのスタート時に、いつも参加者のみなさんに身体の状態や、その日の気になることを伺っています。
ある日のこと、参加者のAさんがぽつりとこう漏らされました。
「毎朝、階段を降りるのが辛くて……。この先、ずっと自分の足で生きていけるのかしらって、不安になるの」

切実な表情でお話ししてくださったAさん。
詳しくお話を伺うと、なんと週に何ヶ所も体操教室を掛け持ちし、ご自宅でもYouTubeやオンラインレッスンに励んでいるとのことでした。
「痛くても続ければ治る」という誤解
私のレッスンでは、
姿勢や動きのベースをつくる「コアコンディショニング」や、
肩・腰・膝などの機能を改善するエクササイズ(機能改善体操)を中心に実践しています。
そのため、みなさんにはいつも、
- 「痛い動きはそのまま続けないでくださいね」
- 「疲れたら休んで大丈夫ですよ」
- 「飽きちゃったら、ちょっと休憩しましょう」
とお伝えし、ご自身の身体の声を聞きながら進めていただいています。


私がAさんにお会いするのは、月1回のサークルとオンラインレッスンです。
そのレッスン時に毎回身体の不調を話されるので
この日はレッスン後さらに詳しく、他ではどんなレッスンを受けているのか伺ってみました。
すると……
想像以上にハードなエクササイズをいくつもこなされていたのです。
正直なところ、今のAさんには、あまりおすすめできないものもありました。


「何のためにその体操をされているのですか?」と伺ってみると、
- 体の悩みを解消したいから
- お友達とのコミュニケーションが楽しいから
- 会費が引き落とされているから、もったいなくて
- 教わったことを忘れないように、家でもやらなくちゃと思って
とのこと。
本当に頑張り屋さんで、我慢強い方なのだなと感じるとともに心配にもなりました。
「あまり効果を感じられないのであれば、やりすぎや、辛い体操は少しお休みしてみませんか?」とお声をかけると、Aさんはハッとした表情でこう言われました。
「辛い体操も、痛い動きも、続けたらそのうち慣れてラクになるものだと思っていたの……」
頑張ることが目的になっていませんか?
もし、あなたが良かれと思って通っている教室で、「頑張ること」自体が目的になってしまっていたら、それは少しもったいないかもしれません。
たくさん体操をすればするほど、身体が良くなるわけではないのです。
指導する側も、よかれと思って熱心に伝えるあまり、受け取る側の生徒さんの今の状態や、本当の目的とすれ違ってしまっていることがあるのかもしれません。
このお話をした翌月、サークルで再びAさんにお会いしました。
すると、
「週2回通っていた体操を、週1回に減らしてみたの。そうしたら、すごく身体が楽になって疲労感が減りました!今までは、その体操に行った日の午後は、疲れて動けなくなっていたのに……」
その後ウォーキング講座に参加くださったAさんからは
「ここ数カ月、一歩あるくごとに膝が痛かったのですが、最後に歩いたときは痛みがありませんでした。ここ数カ月の中で一番楽に歩くことができ、嬉しかったです。翌朝の階段を下りるときも、随分らくでした。」
と、ずっと悩んでいた膝の痛みが軽減することを感じていただくこともできました。
あなたの身体を守る「選ぶ力」をつけましょう
どんな体操をするのも、もちろん自由です!
でも、良くなるために始めた運動で身体を痛めてしまう【体操難民】にならないために、
「その運動は、今の私の願いを叶えてくれるものかな?」と見極める力を、一緒に育てていきませんか?
身体を部分的に鍛えるだけではなく、動かし続けることができる身体を目指していきましょう!
「ココカラ」では、大人数の教室ではなかなか目の届かない細かな身体の使い方をチェックできる、少人数レッスンや個別でのパーソナルレッスンも承っております。


「私の今の運動、これで合っているのかな?」と不安になった方は、ぜひ一度、お気軽にご相談くださいね。
なりたい自分になるためのステップを、一緒に一歩ずつ進んでいきましょう!
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