ちゃんとやらない

先日子供向け番組の中でのセリフにドキッとしました。

 

「失敗は頑張るやる気になる経験だ」

(経験がきっかけだったかも・・・)

 

なんだか腑に落ちてメモってしまいました。

 

私はずっと、失敗しちゃいけないと思っていました。

セミナー講師としてデビューしたばかりの8年前、緊張でアタフタしている私へ先輩講師が「どんなセミナーにしたいの?」と尋ねました。

私は「ちゃんとやりたいです!」

と答えました。

ちゃんとやりたい = 失敗したくない

そんな風に思ってました。

 

でも、先輩からのアドバイスは「ちゃんとやろうとしなくていいんだよ。」

でした。

もちろんふざけてやれと言うことではありません。

 

セミナーはライブであり、参加者も毎回違いいろんな事が起こります。

それなのに一語一句間違えないようにとか、段取りどおりに進行する事ばかりに意識が向いていては、肝心の参加者は置いてけぼりです。

これでは本末転倒です。

目の前の方に伝わり満足してもらうことそのことに集中していれば、

きっとちゃんとやりたいという目標にはならなかったかも。

 

経験が少ない時はスケジュールどおりに進行できるようにすることも重要です。

でもそのために目の前の方々を置いてけぼりにしたり自分がテンパっていてはもったいないですね。

 

結果として失敗と感じる事があっても、「失敗は頑張るやる気になる経験だ」と考えまた努力する。その繰り返しなのだと思います。

 

今でも毎回セミナー前には

「どんなセミナーにしたい?」

と自分に問いかけます。

そして

「ちゃんとやらない」と唱えています。

 

 

いつも「これでいいですか?」「これで合っていますか?」と質問してました。

一つの答えを探す社会で生きてきたせいかも知れません。

でも、フリーランスになってみると、誰かに「合ってますよ。」と言ってもらえることはほとんどありません。

失敗の中から自分なりの答えを見つける日々。

フリーランスは大変だけど、楽しい。

 

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